- 2022.05.18 UP !
手話教室に通い始めました!!
河島です。みなさんお久しぶりです。
最近、手話教室に通い始めました。
わたしがなぜ、手話をやってみようと思い立ったかというと。
数か月前、手続き更新の関係で市役所に用がありました。わたしの隣に座っていらした方が、ろうあ者の方で、彼女は手話を駆使しながら「書類を紛失した」と切実に窓口の方に訴えていて、窓口の女性は首からぶら下げている名札を見る限り、社会福祉士のようで、手話が使えていました。
隣に座っていたわたしは、社会ではじめて、ろうあ者の方を見かけて少し驚きましたし、もし私が手話を出来たら一言、「何かお困りのようですね」と彼女に共感を寄せ、その場が和んだかもしれないなと家に帰ってからもずっと考えていました。
……市役所での出来事は、わたしが手話を本格的に学ぶ後押しをくれました。また市役所で彼女に会うことがあれば、今度は「大変そうですね」と声をかけてあげたいです。
一回目の手話講座は、手話ではなく、身振り手振りのジェスチャーで身の回りにあるものを表現するお勉強をしました。
みなさんは、コーヒーと紅茶の違いを、ジェスチャーだけで表現できますでしょうか??
ちょっと難しいですよね。
私は、コーヒーは紅茶よりも香りが強いから、手で匂いを嗅ぐ動作をしました。しかし、紅茶……となると、どうすればいいかわからず……大きいティーポットを手振りで表現し、お茶を注ぐ行為をちょっと極端に表現してみたり……試行錯誤しました。
ふだん、わたしたちは「言葉」を使って要望を伝えています。そして相手も「言葉」で答えを返します。
しかし、ろうあ者の方たちは、手話ができる人には手話で要望を伝えることができますが、そもそも手話を知らないに対しては、ふだんジェスチャーを死ぬほど駆使しているのだ……ということをはじめてわたしは知りました。
よく考えてみれば、世の中は、手話ができない、知らない人の方が、圧倒数なのです。たとえばスーパーマーケットや飲食店で、手話が理解できる店員さんはどれだけいるのでしょうか。……そういったマジョリティに、日々、ろうあ者の方は苦戦されているんだなぁと手話教室で実感しました。
「どうせ手話、わかんないしな」で終わるのではなく、身振り手振りや表情の変化、筆談、空書なんでもいいから、とにかく頑張って伝える姿勢こそが、本当に大切ですね。
